
突然ですが、あなたは『蓄熱式脱毛機器』と言われて、何かわかりますか?
これは、医療レーザー脱毛において使用される脱毛機器の種類の1つですが、突然○○式!と言われても、ピンと来ない方がほとんどなのではないかと思います。
(わかった!という方は、美意識の相当高い美容通・脱毛通ですね!)
この『蓄熱式』と呼ばれる脱毛方法ですが、フレイアクリニックやエミナルクリニックといった新規開院医療脱毛クリニックや、大手で言えばレジーナクリニック、フレイアクリニックなどが取り入れている、非常に有名なものになります。
今、医療レーザー脱毛業界のなかでは、この蓄熱式脱毛が非常に流行っているのです!
2019年以降、新規開院する医療脱毛クリニックの多くはこの蓄熱式脱毛のできる脱毛機器をメインに導入していますし、それ以前から有名な大手クリニックも使用をしていることがほとんどです。
では、なぜこの蓄熱式脱毛が今流行っているのでしょうか?
また、そもそも『蓄熱式』とはどのような脱毛方法で、『蓄熱式脱毛機器』にはどのような機器があるのでしょうか?
それぞれ詳しく確認していきましょう!
Contents
脱毛方法は主に2つ…ショット式と蓄熱式
医療レーザー脱毛における脱毛機器は、
『レーザーの種類』×『脱毛方法』
で分けることができます。
まず、レーザーの種類は3種類あり、
- アレキサンドライトレーザー
- ダイオードレーザー
- ヤグレーザー
の3種類になります。
このうち、ダイオードレーザーだけは、ショット式と蓄熱式の2つ脱毛方法に分けることができます。
さっそく、本題である蓄熱式の説明を…としたいところですが、まずは3種類のレーザーの違いをご紹介しますので、ご覧ください。
アレキサンドライトレーザー | ||
---|---|---|
![]() |
アレキサンドライトレーザーは、脱毛効果が非常に高く、太い毛に特に効果的な上、美肌効果さえあるレーザーです。
脱毛以外にフォトフェイシャルにも使用されることのあるレーザーです。 脱毛以外だと、よくシミとりに使われています。 アレキサンドライトレーザーには、肌の内部にコラーゲン生成を促進する働きがあるため、たるみ改善になる場合あります! |
【導入クリニック】 レジーナクリニック 湘南美容クリニック など |
ダイオードレーザー | ||
![]() |
打ち漏れが少なく、日焼けした肌にも照射が可能かつ、産毛にも効果が高いという、対応範囲の広いレーザーがダイオードレーザーです。
ダイオードレーザーの中でも、蓄熱式は産毛や日焼け肌の毛にも効果的で、ショット式は広範囲への照射が可能です。 |
【導入クリニック】 レジーナクリニック(蓄熱式) フレイアクリニック(蓄熱式) アリシアクリニック(ショット式) など |
ヤグレーザー | ||
![]() |
太い毛への効果が高く、VIOや男性の髭、また元々剛毛な方におすすめなのがヤグレーザーです。
また、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを組み合わせたハイブリット型も存在しており、どのレーザー脱毛器を選べばいいのか迷った方におすすめです。 |
【導入クリニック】 リゼクリニック フェミークリニック 中央クリニック(ハイブリット型) など |
以上のようにそれぞれ特徴があるなか、蓄熱式を含むダイオードレーザーは太い毛にも産毛にも効果があり、幅広い毛質に対応することができます。
これは、現在多くの医療脱毛クリニックが、なぜ蓄熱式脱毛機器を多く導入しているのか、という答えの1つになります。
しかし、同じダイオードレーザーのなかでも、ショット式ではなく蓄熱式が多く選ばれているのは、やはり蓄熱式特有の特徴に理由があります。
次では、それぞれショット式と蓄熱式の違いをご紹介します。
ショット式…単発照射で毛根直撃!
まずはショット式です。
ダイオードレーザーに限らず、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーも、基本的にはこのショット式と呼ばれる脱毛方法をとっています。
ショット式は、高出力で単発照射をし、一気にレーザーを毛根に届けて、焼き尽くすことで脱毛をします。
毛根を焼き尽くす方法は、従来の医療レーザー脱毛の方法で、確実性が高く、実績も多いというメリットがあります。
ショット式ダイオードレーザーの場合、しっかりと毛根を焼き尽くし、太い毛をしっかり脱毛できる上、産毛にもしっかりと効果を出すことができるので、安定した効果を望むことができます。
一方、蓄熱式と比べると高出力での照射になるので、少々痛みが強く感じられると言えるでしょう。
ショット式のメリット
- 毛根をしっかり焼き尽くすことができる
- 確実性が高く、実績も多い
ショット式のデメリット
- 蓄熱式と比べると少々痛みが出やすい
蓄熱式…連続照射でバルジ領域にダメージ
続いて、今回の主題である蓄熱式についてです。
蓄熱式は、従来の毛根を焼き尽くす方法とは異なり、バルジ領域と呼ばれる部位をターゲットにして照射をします。
バルジ領域は、毛の発毛の司令塔となる部位で、蓄熱式脱毛ではこの部分に低出力で連続照射して、毛を生えなくさせる仕組みをとっています。
低出力な分、痛みが少なく済む上に、効果は変わらず非常に高いので、蓄熱式脱毛は痛みが少ない脱毛として多くの医療脱毛クリニックで評価を受けています。
また、毛の毛根をターゲットとする場合、毛のメラニン(黒い色を作る色素)に反応させる必要がありますが、バルジ領域をターゲットとする場合はその必要がありません。
そのため、褐色肌の人でも照射ができますし、メラニンの少ない産毛でも脱毛が可能になりました。
とはいえ、多くの蓄熱式脱毛機器は、バルジ領域をメインターゲットとした上で、毛根にもダメージを与え、より脱毛効果を高めています。
そのため、肌の色に一切関係なく照射ができるというわけではありません。
また、褐色肌OKといっても、日焼けした直後の肌は炎症を起こしているため、どんなに安全性の高い脱毛機器を使用していても、照射はできません。
蓄熱式の脱毛機器で脱毛をする場合でも、日焼けには十分気を付けましょう!
蓄熱式のメリット
- 痛みが非常に少ない
- 褐色肌さんや産毛が多い人でも脱毛できる
蓄熱式のデメリット
- ショット式と比べると実績は少々少ない
なぜ蓄熱式が流行っているの?
以上のように、蓄熱式は痛みが少なく、褐色肌さんや産毛の多い人まで、幅広い毛質・肌質に効果のあるというメリットがあります。
では、なぜ今、医療レーザー業界では蓄熱式が流行っているのでしょうか?
以上で述べた蓄熱式のメリットを掘り下げながら、より詳細に解説していきます!
1.蓄熱式脱毛は痛みが非常に少ない
以上でご説明したように、蓄熱式脱毛だと、痛みが非常に少ないという特徴があります。
繰り返しになりますが、理由としては、
- 低出力で連続照射するため
- 毛根よりも表皮に近いバルジ領域をターゲットとしているため
という2点が主に挙げられます。
ショット式の脱毛機器であっても、今では多くの工夫がされており、痛みはほぼ感じません。
例えば、レジーナクリニックの導入しているジェントルレーズプロ(アレキサンドライトレーザー)は、照射と同時に冷却ガスを噴射し、一気に肌を冷やすため痛みがかなり軽減されています。
また、アリシアクリニックやトイトイトイクリニックのライトシェアデュエット(ショット式ダイオードレーザー)だと、照射時に軽く肌を吸引することで痛みを感じにくくする工夫があります。
このように、ショット式の脱毛機器であっても、今や痛みはかなり感じにくくなっているのですが、それと比べても蓄熱式の脱毛機器はほとんど痛みがありません!
蓄熱式ダイオードレーザー搭載のメディオスターNeXT PROを使用しているフレイアクリニックに取材をしてみたところ、

痛みを感じるお客様はほとんどいません。
多くの方が、照射時は肌があたたかくなるような感じを覚えるとおっしゃっていて、気持ちよくなって眠ってしまわれる方もいらっしゃいますよ。
とのことでした。
実際に口コミなどを調べてみても、蓄熱式脱毛機器を使用した方の中では、

ほとんど痛くない!たまーにちょっとぴりぴりってするだけだった~!

VIOとかはさすがにちょっと痛い!
けど、耐えられないってことは全然ないし、蓄熱式以外の脱毛機器と比べると全然痛みが少なくてびっくり!
というような声が多く見受けられました!
実際、脱毛は痛みが少ないことに越したことはないですよね。
なるべく痛いのは避けたいなぁという方はもちろん、効果重視だという方でも、ぜひ蓄熱式の脱毛機器を採用している医療脱毛クリニックで照射を受けてみてください。
痛みの少なさに、きっと驚くはずですよ。
2.産毛にも効果がある
次に、産毛への効果の高さです。
ヤグレーザー、ショット式ダイオードレーザーも産毛には効果がありますが、蓄熱式は毛のメラニンに反応させて毛根を破壊するのではなく、バルジ領域をターゲットに照射するので、毛の色に関係なく脱毛できるという利点があります。
そのため、顔など産毛の多い部位であっても、しっかりと脱毛ができます。
もちろん、太い毛にも十分高い効果があるため、蓄熱式の脱毛であれば、毛質を選ばずに照射ができると言って過言ではないでしょう。
このように、幅広い毛質に対応ができるので、多くの医療レーザー脱毛クリニックで導入されています。
3.蓄熱式脱毛は日焼けした肌でも照射が可能!
また、蓄熱式脱毛は毛のメラニンに反応させないので、褐色肌でも照射ができるというメリットがあります。
毛のメラニンに反応をさせる脱毛方法の場合、褐色肌さんは肌にまでレーザーが反応してしまう可能性があり、照射が難しくなることがあります。
ですが、蓄熱式脱毛であれば、肌の色に関係なく照射ができるため、うっかり日焼けをしてしまっても安心です!
蓄熱式脱毛であれば、元々肌の色の濃い黒人の方でも照射ができるそうです。
とはいえ、上述のように、日焼けをした直後の炎症をした肌には照射ができません。
また、蓄熱式脱毛であっても、一切メラニンに反応をさせていないというわけではないので、やはり肌が白いことに越したことはありません。
できる限り日焼けを避け、UVケアをするように心がけましょう!
【つまり…】蓄熱式脱毛法は痛くない上に幅広い毛質・肌質に対応できる!
以上のように、蓄熱式脱毛法なら、痛みが少ない上に、幅広い毛質・肌質に対応することができます。
どのような人にも対応できる、オールマイティな脱毛だからこそ、各医療レーザー脱毛クリニックで、蓄熱式脱毛機器が採用されていると言えるでしょう。
次では、代表的な蓄熱式脱毛機器と、導入しているおすすめクリニックについてご紹介します!
蓄熱式脱毛機器について
蓄熱式脱毛機器として主に各医療脱毛クリニックで使われているのは、以下の2つです。
- メディオスターNeXT PRO
- ソプラノアイス・プラチナム
順番に解説していきます!
メディオスターNeXT PRO
まず初めにメディオスターNeXT PROです。
PROのつかないメディオスターNeXTもあり、こちらを導入している医療脱毛クリニックも多くあります。
メディオスターシリーズの特徴として、
- 2種類のダイオードレーザーを同時照射
- 大小の照射口を使い分けることができる
といったものがあります。
メディオスターNeXT PROは、バルジ領域をターゲットとしたレーザーと同時に、毛根を破壊するレーザーも照射することができます。
2種類のダイオードレーザーを同時に照射することで、どのような毛質であっても確実に照射をすることが可能です。
照射口も、大小取り換えて使うことができますから、顔などの細かい部位は小さい照射口、背中などの広い部分は大きな照射口と付け替えながら、より効率の良い脱毛をすることが可能です。
また、メディオスターNeXT PROはダイオードレーザー搭載機器の中で国内初、厚生労働省に認可されています。
(※ただし、メディオスターNeXTの方は認可されていません)
厚生労働省に認可を得ているだけあり、非常に脱毛効果が高いので、ぜひメディオスターメディオスターNeXT PROを導入している医療脱毛クリニックを、あなたの脱毛するクリニックとして検討してみてください!
ソプラノアイス・プラチナム
次に、ソプラノアイス・プラチナムです。
ソプラノアイス・プラチナムは『痛くない医療脱毛』として有名になった脱毛機器で、特徴として、
- 冷却しながら照射できる照射口
- 3種類のレーザーを同時に照射可能
としたものが挙げられます。
元々痛みの少ない蓄熱式脱毛法をとっているソプラノアイス・プラチナムですが、照射口が冷え、肌を冷却しながら照射できるため、より痛みを軽減することに成功しています。
また、3種類のレーザーを同時照射をしているため、より幅広い毛質に対応した脱毛ができると言えるでしょう。
蓄熱式脱毛機器のなかでも、非常に幅広い照射ができるのがソプラノアイス・プラチナムですから、

一度、脱毛を断られちゃったけど、私でもできる医療脱毛はないかな…?
という方は、ソプラノアイス・プラチナムを導入しているクリニックから探すと良いでしょう。
ソプラノアイス・プラチナム導入医院おすすめはここ!
ソプラノアイス・プラチナムを導入しているクリニックのなかで、おすすめなのはレジーナクリニックです!
レジーナクリニックは全身脱毛¥189,000で提供しており、非常にリーズナブルな上に効果が高いと有名な大手医療脱毛クリニックです。
レジーナクリニックでは、メインで使われているのはジェントルレーズプロ(厚生労働省認可の脱毛機器)ですが、サブでソプラノアイス・プラチナムも導入しています。
お客様の肌質や毛質に合わせて、レジーナクリニックでは使用する脱毛機器を決定してくれます。
産毛が多い人、褐色肌の人でも、ソプラノアイス・プラチナムを使ってもらうことができますから、ぜひレジーナクリニックを検討してみてください!
【まとめ】蓄熱式脱毛でどんな人でもつるすべ肌に!
いかがでしょうか?
ここまで、蓄熱式脱毛機器についてご紹介してきました。
従来の脱毛方法も、もちろん素晴らしいものですが、蓄熱式脱毛法が生み出されたことで、今まで脱毛のできなかった産毛の多い人、褐色肌の人など、より多くの人が医療脱毛ができるようになりました。
また、医療脱毛といえば痛い、というイメージがあったなかで、蓄熱式脱毛は非常に痛みが少ない脱毛として確立しています。
医療レーザー脱毛業界全体の進化によって、今やより安価に、より高品質な医療脱毛が受けられるようになっています。
今までなかなか医療レーザー脱毛をやる機会がつかめなかった人や、以前医療脱毛クリニックで断られた経験のある人も、ぜひ今こそ、医療脱毛を始めてみてください!