
突然ですが、あなたはムダ毛の処理をどのように行っていますか?
カミソリや毛抜きを使う方法、脱毛クリニックやエステサロンに通う方法など、さまざまなムダ毛処理方法が存在しています。
やはり理想を言えば、安全かつ確実性の高さから、医療脱毛クリニックなどに通い、しっかりと脱毛をすることが推奨されます。
しかし「なかなか通う時間が作れない」「予算的な問題で通院が難しい」という方も多いはずです。
そうした場合、ムダ毛を自分で処理することになりますが、「自己処理」に危険性やデメリットが存在していることは確かです。
今回は自己処理を行うことのメリット・デメリットを確認しながら、その危険性と解決方法をご紹介します。
Contents
自己処理のメリット・デメリットって何?
まずは、自己処理のメリット・デメリットについて一気に紹介していきます。
自己処理のメリット
- 比較的お金がかからない
- いつでも思い立ったときに処理ができる
- 誰かに裸を見られる心配がない
自己処理のメリット①:お金があまりかからない
脱毛クリニックやエステサロンで脱毛をしようと考えた場合、どうしてもある程度の金額が必要になります。
一方、自己処理であれば、カミソリなど安価に手に入る道具で毛の処理ができるので、比較的お金をかけずに済みます。
自己処理のメリット②:いつでも毛の処理ができる
脱毛クリニックやエステサロンで脱毛をする場合、日時を決め予約をしなくてはなりません。
ですが自己処理であれば、思い立ったときにいつでも毛を処理できます。
自己処理のメリット③:誰かに裸を見られる心配がない
脱毛クリニックなどで脱毛をする場合、施術者の前で服を脱ぎ、照射をしてもらう必要があります。
当然、施術を担当してくれる女性スタッフは毎日何人もの女性の施術を行なっているため、いい意味で裸を気にしません。
ですが、どうしても人前で裸に近い格好になることが恥ずかしい方は、自己処理であれば心配がありません。
自己処理のデメリット
- 一生、自己処理を続けなくてはいけない
- 長い目で見ると、医療レーザー脱毛をした方が安価に済む
- カミソリ負けや色素沈着、埋もれ毛などの肌トラブルに繋がる可能性がある
自己処理のデメリット①:一生、自己処理を続けなくてはならない
自己処理を続けていく大きなデメリットのひとつが、生涯コストがかかることです。
脱毛サロン大手である「ミュゼプラチナム」によると、女性が一生のうちに自己処理にかける時間は、「611時間」にも及ぶとのことです。
仮に1人の女性が16歳から60歳までムダ毛の自己処理を行うと仮定し(45年間)、女性が生涯でムダ毛の処理にかける時間を算出。
下記の計算式の結果、生涯のうちに脱毛の自己処理にあてる時間は約611時間という結果に。
×
78.52回【1年あたりのお手入れ回数(1.51回×52週)】
×
45年(16歳~60歳の脱毛期間)
=611時間
(引用:株式会社ミュゼプラチナム『ホワイトデー直前!女子の本格的脱毛シーズン到来!No.1*1美容脱毛サロンの「ミュゼプラチナム」がムダ毛のホンネを徹底解剖!』プレスリリース)
一方、脱毛クリニックで脱毛を行えば、最短8ヶ月(5回施術)〜24ヶ月(8回施術)ほどで脱毛が完了します。
仮に、ある女性が16歳から21歳までは自己処理を行い、21歳から22歳の間に医療全身脱毛(5回施術)で永久脱毛を行なったと仮定しましょう。
すると、脱毛に費やす時間のコストは以下のように変化します。
◆16歳から21歳まで自己処理にかけた時間
10.38分【1回あたりお手入れにかける時間】
×
78.52回【1年あたりのお手入れ回数(1.51回×52週)】
×
6年(16~22歳※)
=約82時間
(※全身脱毛に通っている最中は照射前の自己処理が必要になるので、今回の場合、脱毛が完了する22歳まで処理を行っていたとしています。)
◆21歳から22歳まで、医療レーザー脱毛(5回施術)にかけた時間
90分【全身脱毛1回あたりの施術時間】
×
5回【脱毛回数】
=7.5時間
◆「医療レーザー脱毛を行なった場合」と「生涯自己処理を続けた場合」の時間コスト差
82時間+7.5時間=89.5時間
【結果】自己処理を続けるよりも、521.5時間(611時間―89.5時間)分お得に!!
521.5時間というのは、一日の活動時間を15時間と仮定すれば、約35日分の時間に相当します。
医療レーザー脱毛で自己処理から解放されれば、今後の人生においてかかる1ヶ月以上の時間コストを取り戻せます。
自己処理のデメリット②:長い目で見れば、金銭的にも医療レーザー脱毛のほうがお得!
自己処理のデメリットの2つ目は、費用面です。
自己処理は本来、安価に済むことがメリットです。
しかし、長い目でみれば、むしろ費用がかさんでしまう可能性があります。
例えば、カミソリで自己処理をすると仮定しましょう。
カミソリの寿命は約1ヶ月です。替刃を使用するとしても、剃った後の保湿ケア用品や顔用に別のカミソリを用意する費用などを加味すると、1ヶ月で平均2,000円ほどになります。
◆16~45歳まで自己処理を行った場合の費用
1ヶ月2,000円
×
45年(16歳~60歳の脱毛期間)
=108万円
◆21歳で医療レーザー脱毛を開始~22歳で完了した場合
1ヶ月2000円
×
6年(16歳~22歳の脱毛期間)
=12万円
+
医療レーザー脱毛5回(顔・VIO含む)¥393,000
(参考:レジーナクリニック)
【合計】51万3000円
【結果】医療レーザー脱毛を行う方が、約60万円お得に!
生涯における約60万円の費用は、非常に大きなものだと言えます。
確かに1回1回の脱毛費用は自己処理の方が安価です。
しかし長い目で見れば、自己処理を続けるよりも医療レーザー脱毛を行い脱毛完了を目指す方が圧倒的にお得です。
とはいえ予算的にすぐに医療レーザー脱毛を始めるのは厳しい方もいるはずです。
そうした費用面の負担を少しでも軽くするために、各脱毛クリニックでは「月額制プラン」や「お得なキャンペーン」の開催などを行っています。
各クリニックの詳細に関しては以下にまとめてありますので参考にしてください。
自己処理のデメリット③:肌トラブルの危険性あり!
生涯における時間や費用のコストがかかるほか、自己処理を行うデメリットの最後のひとつとして、肌トラブルの危険性があります。
以下に、主な肌トラブルの例を簡単にまとめました。
自己処理による肌トラブルの例
- カミソリ負け
カミソリを使用して自己処理を行っている場合、肌に刃を当てれば当てるほど肌に負担を蓄積しています。
その結果、肌荒れや剃った部位が赤くなってしまうカミソリ負けが起こる可能性があります。
特にVIOなどの敏感な部位を傷つけてしまった場合、不快感を数日間抱るだけではなく、感染症などの危険性も考えられます。
また、顔を剃っていた際にカミソリ負けをしてしまうとメイクなどに支障が出ますから、女性においては仕事、プライベートともに困った事態になってしまいます。
- 色素沈着、黒ずみの原因に
自己処理をしていくなかで、ワキやVIOなどの部位が黒ずんだように感じた経験はありませんか?
これは、色素沈着という現象です。
カミソリや毛抜きによる肌への刺激があると、私達の身体は肌を守るためにメラニン色素(日焼けの原因)を分泌します。
ワキやVIOなどは毛が太く、そのぶん自己処理による肌負担が大きいので、より色素沈着が起こりやすく、肌がだんだんと黒ずんでいってしまいます。
- 埋もれ毛(埋没毛)の発生
埋もれ毛(埋没毛)とは、肌の内部で毛が成長してしまう現象です。
特に、ピンセットによる毛抜きやブラジリアンワックスでの脱毛を行った場合に、毛根が再生するよりも早く肌表面の皮膚ができあがってしまい、皮膚内部に埋もれ毛が発生しやすくなります。
埋もれ毛ができてしまうと、色素沈着の原因になる場合や毛嚢炎などに繋がる可能性もありますので、注意が必要です。
このように、少なからず肌に負担を与える自己処理を行っている以上、上記のような肌トラブルの可能性は切り離せません。
こうしたリスクを回避するためにも医療レーザー脱毛は効果的です。
自己処理とおすすめの脱毛方法に関しては、以下の記事で詳しく説明していますのでぜひ参考にしてください。
もちろん、最も安全かつ確実性の高い脱毛方法としておすすめできるのは医療レーザー脱毛です。
ですが予算の問題や時間の関係上「なかなかすぐに通いはじめられないから、それまでは自己処理をしたい」という方も多いと思います。
また、実際に脱毛クリニックに通い始めたとしても、脱毛完了までは自己処理が必要になります。
では、比較的肌トラブルが少なく済む自己処理方法はどのようなものなのでしょうか?
私達Remvy編集部は、脱毛期間中またそれ以外の際の脱毛方法として「電気シェーバー」をおすすめしています。
電気シェーバーは肌に直接刃が当たらない構造のため、肌に優しく、トラブルを起こしにくいのが特徴です。
少々、深剃りをしにくいという難点がありますが、そもそも深剃りをしすぎると埋没毛などの危険性が出てきますので、肌表面に出ている毛をさらりと剃る程度がちょうどよいと言えます。
各クリニックでも脱毛期間中に必要な自己処理は電気シェーバーで行うことを推奨しています。
家電量販店などで簡単に安く入手できますから、自己処理が必要でまだ電気シェーバーを持っていない方はぜひ手に入れてみてください。
結局、自己処理は行わない方がいいの?
ここまで、自己処理のメリット・デメリットや、それに伴う危険性などについてお伝えしてきました。
短期的に見ると自己処理は安く済む分メリットがありますが、長期的に考えれば断然、自己処理よりも医療レーザー脱毛の方が安全かつお得であることもお伝えできたかと思います。
では結局のところ、自己処理は絶対に行わない方がいいのでしょうか?
理想を言えば確かに自己処理の回数は少ない方が良いです。
例え肌に優しい電気シェーバーを使用していたとしても、自己処理によるリスクがなくなるわけではありません。
しかし「自己処理を行うこと=絶対にいけないこと」ではありません。
自己処理もリスクをしっかりと把握し正しく行えば、決して悪いムダ毛処理方法では無いのです。
ただし、メインのムダ毛処理方法として自己処理を行うのではなく、あくまで補助的な扱いをすることが大事なポイントです。
例えば、
- 夏は毎日剃るけど、冬は見えないところのお手入れは我慢する
- 露出する腕や脚は医療レーザー脱毛をし、腹などの見えない部分は自己処理をする
- 「全身脱毛をするまでの期間限定」と決めて、それまでの間だけ自己処理をする
など、なるべく自己処理の機会を減らす工夫をすることで、費用や時間の浪費を防ぎ、肌トラブルの起きにくい環境を作ることが大切です。
Remvy編集部は、やはり長い目で考えた場合に最もお得な医療レーザーでの全身脱毛をおすすめします。
しかし、医療レーザー脱毛を絶対に行うべきだ!と考えを押し付けるのではなく、ご自身の無理のない方法で、多くの女性に美しい肌を手にいれてほしい…私達はそう願っています。
もちろん医療レーザー脱毛が非常に素晴らしい選択肢であることは間違いありませんが、あなた自身のご都合や予算を考え、最も納得できる選択肢を選んで脱毛をしていただきたいと考えています。
【まとめ】医療レーザー脱毛と自己処理、あなたらしい選択を!
大事なことは「頑なに自己処理を行わないこと」でも「納得せずに医療レーザー脱毛を行うこと」でもありません。
あなた自身が自己処理のリスクを考え、今後どうしていくか納得した答えを出すことです。
医療レーザー脱毛は確かにおすすめの選択肢ですが、納得せずに行い後悔が残ってしまうのであれば意味がありません。
ですから、しっかりと選択肢を吟味し、心から納得して脱毛を行えるように、あなた自身で考えてみてください。