
むだ毛の処理は、女子の永遠の課題です。
カミソリやシェーバーを使う、ブラジリアンワックスで脱毛をする、脱毛サロンやクリニックに通うなど、様々な方法がありますが、一体どれが良いのでしょうか?
それぞれ、主なむだ毛処理方法を比較しながら考えてみましょう。
Contents
むだ毛の処理方法7選
簡単さ | 費用 | 持続性 | 肌トラブル | 総合評価 | |
---|---|---|---|---|---|
カミソリ | ◎ | ◎ | △ | × |
△ 簡単だが、肌トラブルを起こしやすい。 |
ピンセット(毛抜き) | △ | ◎ | ◯ | ×× |
× 持続性はあるが肌トラブルがかなり起きやすい。 |
シェーバー | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
◯ カミソリよりは肌トラブルが起きにくい。 |
ブラジリアンワックス | ◎~× | △ | ◎ | × |
△~× サロンであれば簡単かつ持続性がかなり期待できるが、自己処理では困難。 |
除毛クリーム | ◯ | ◎~△ | △ | △ |
△ 簡単にできるが、薬剤なので肌トラブルが起きやすい。敏感肌の方は特に要注意! |
光脱毛(フラッシュ脱毛) | ◎ | ◯~× | ◯ | ◯ |
◯ 範囲によっては安価で済む。 |
医療脱毛(レーザー脱毛) | ◎ | ◯~× | ◎ | ◎ |
◎ 永久脱毛ができ、肌トラブルもクリニックで対処ができる。 |
【カミソリ】簡単だが肌トラブルの心配
カミソリでの処理は、一般的に多くの女性が自宅ケアとして経験されている処理方法です。
カミソリは安価に購入できますから、手軽に自宅でムダ毛を処理できます。
一方で、刃物を肌に直接当てることから、肌トラブルが起きる可能性は否めません。
肌が弱い人では、カミソリで処理した部分の肌がポツポツと赤くなってしまう「カミソリ負け」を体験された方も多いのではないでしょうか?
カミソリ負けをしてしまう方はもちろん、今まで肌トラブルが起きた経験がないという方でも、肌へのダメージは蓄積されているので注意が必要です。
そのため、自己処理の際はカミソリよりもできるだけ下記の電気シェーバーを利用することをおすすめします。
カミソリは最も簡単に行える自己処理方法だと言えますが、カミソリ負けの危険性など、肌トラブルのリスクも大きいといえます。
よって、あまりおすすめできる自己処理方法ではありません。
- 簡単に処理ができる!
- カミソリは安く手に入る!
- カミソリ負けして肌トラブルが起こるかも…
【シェーバー】自己処理では最もおすすめな方法
シェーバーでのむだ毛処理は、自分でできるむだ毛処理方法としては最もおすすめです。
電気シェーバーはカミソリほどは安くありませんが、比較的安価な商品も発売されており、入手が簡単です。
また、シェーバーを肌に当てるだけで簡単にむだ毛の処理ができるので、誰にでも簡単に処理ができます。
そんな電気シェーバーの最大の特徴は、カミソリと違って直接肌に刃を当てないので、シェービング剤なども必要なく、肌に傷がつきにくい点です。
毛を毛根から抜いているわけではないので、持続性はあまりありませんが、肌トラブルが少なく、自己処理としては最もお肌に優しい処理方法です。
脱毛クリニックや脱毛サロンに通う場合なども、自己処理は必要になりますが、その際に最もおすすめなのが電気シェーバーだと言えるでしょう。
毛を毛根から引き抜いているわけではないため、持続性はあまりないものの、電気シェーバーでの自己処理は肌トラブルが少ない方法だと言えます。
最もおすすめの脱毛方法は、後述する医療レーザー脱毛ですが、脱毛クリニックに通っている最中の自己処理として、おすすめできるのが電気シェーバーでの処理だと言えます。
- 最もおすすめな自己処理方法!
- 電気シェーバーは簡単に処理できて肌トラブルも少ない!
- クリニックやサロンでの脱毛中の自己処理にもおすすめ
- 毛抜きなどよりは効果の持続性が低い
【ピンセット・毛抜き】肌トラブルの温床!絶対にやらないで!
毛根から毛を抜いてしまう毛抜きは、カミソリやシェーバーなど、肌表面に出てきている毛を剃るよりも持続性が高く、思わずピンセットで抜いてしまう方もいるかと思います。
ですが、ピンセットでの毛抜きは肌トラブルの温床です。
基本的には、絶対にすべきではない方法だと言えます。
ピンセットで無理やり毛を引き抜くと、もちろん肌が傷つきます。
また、毛を無理やり抜くことで、埋もれ毛(埋没毛)と呼ばれる、皮膚内で毛が成長してしまう状況に陥りやすくなります。
埋没毛は、色素沈着や炎症の原因にもなりますので、やはりピンセットでの毛抜きはおすすめできません。
毛を毛根から引き抜く方法としては最も簡単にできる自己処理ではありますが、ピンセットでの毛抜きは埋没毛などの肌トラブルの温床です。相当な理由がない限り、絶対におすすめできない自己処理方法です。
- 持続性は高い
- 色素沈着や埋没毛の危険性…
- 毛を引き抜く方法のため、痛みを伴う
- 一本一本抜かないといけないため、広範囲の処理は時間がかかる
【ブラジリアンワックス】持続性があるが、肌への負担は大きい
ブラジリアンワックスを用いた脱毛方法は、古代エジプトのクレオパトラが行っていたとされる伝統的な方法です。
使われるワックスは自然由来のものがほとんどで、肌にも優しいとされています。
ですが、ピンセットでの毛抜きと同じく毛根から毛を抜き去る方法なので、やはりワックスそのものが肌に優しくとも、脱毛方法としては肌負担が大きいと言えます。
ブラジリアンワックスは、ピンセットで一本一本処理するのに比べ、一気に毛を抜くことができるので、広範囲を簡単に処理できます。
また、持続性も非常に長いため、一定期間毛のない状態を維持したい方にはおすすめできるかもしれません。
しかしブラジリアンワックスでの処理は、毛を無理やり抜いている以上、やはり埋没毛や炎症の危険性が考えられます。
また、自己処理の方法としては、手順が面倒であり、簡単にできる脱毛方法とは呼べません。
自己処理としてワックス脱毛を行う場合、ブラジリアンワックスを温めたり、強い痛みを我慢しながら自分自身で肌に塗ったワックスを剥がしていく必要があります。
その点、ブラジリアンワックスを行っているサロンで施術を受ければ、ワクサーと呼ばれるワックス脱毛の施術者が脱毛を行ってくれるので簡単に処理ができます。
しかし、自己処理であってもサロンでの処理であっても、ブラジリアンワックスが肌に負担をかける脱毛方法であることは変わりありません。
どうしても一切むだ毛のない状態がほしい、という時以外は、ブラジリアンワックスでの脱毛はなるべく避けることをお勧めします…。
ブラジリアンワックスそのものは、自然由来の成分が使用されていることがほとんどで、肌に優しいとされています。ですが、やはり毛根から毛を引き抜く方法である以上、肌負担は大きい処理方法です。よって、あまりおすすめはできません。
- いち早くツルツルな肌にできる!
- サロンで施術してもらえば簡単!
- 痛みが強く、肌トラブルが起きやすい…
- 自己処理方法としては、手順が面倒
【除毛クリーム】簡単に処理できるが、使える場所が限られる
除毛クリームは、薬剤で毛を溶かしむだ毛を処理する方法です。
カミソリや電気シェーバーのように毛を切る方法ではなく、溶かす方法であり、比較的、毛の奥まで処理がしやすく、毛の断面も丸く、肌触がよくなりやすいことが特徴です。
一方、やはり除毛クリームは薬剤を使用しているため、肌の弱い方はかぶれてしまうなど、肌トラブルを起こしやすい自己処理方法だと言えます。
ですから、顔やVIOなど、元々肌トラブルを起こしやすい場所には除毛クリームは使えないことがほとんどです。
また、除毛クリームは安価な製品も多く簡単に手に入るため、利用している方は多いかと思います。
しかし、安価ではありますが、繰り返し使っていくうちに費用がかさみ、結果としてコストパフォーマンスが悪くなってしまう可能性があります。
効果とコストの両面から考え、あくまで一時的に肌触りのよい肌にしたい場合に、除毛クリームは使うものだと言えるでしょう。
除毛クリームを使う際はパッチテストを行い、肌トラブルが起きないか確かめてから使用してください。
除毛クリームは、安価に除毛が可能ですが、薬剤を使用しているため、肌がかぶれるなどの肌トラブルが起こる可能性があります。あくまで一時的な除毛手段としての使用をおすすめします。
- 1回の処理なら安価で簡単!
- 初めての方はパッチテスト必須
- 薬剤なので、肌トラブルが起きるかも…
- 必ずパッチテストをしてから脱毛を行わなくてはならない
【光脱毛(フラッシュ脱毛)】範囲によっては非常に安価で簡単だが、永久脱毛はできない
光脱毛は、別名フラッシュ脱毛とも呼ばれ、多くの脱毛サロンが取り入れている方法です。
光脱毛には、大きく分けて3つの方法があります。

SSC脱毛では、脱毛部位にジェルを塗布し、その上からクリプトンライトと呼ばれる光を当てていきます。
このクリプトンライトによって、ジェルに含まれる抑毛効果が発揮され、毛根部まで浸透していきます。

IPL脱毛は、メラニン色素(黒いもの)に反応するキセノンランプを使用します。
この光を脱毛領域に当てることで、毛の毛根部にダメージを与えていく脱毛方法です。

SHR脱毛では、毛根ではなく毛の生成を行う細胞を有しているバルジ領域にダメージを与えます。
広範囲にじわじわと熱を溜めて、バルジ領域にダメージを与えていくことから、蓄熱式脱毛法とも呼ばれます。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、どれもしっかりと抑毛効果を発揮できる方法です。
そのため、基本的には一纏めに「光脱毛」としてまとめて紹介されます。
これら光脱毛のメリットは総じて、痛みが少ないこと、そして施術箇所によっては安価に脱毛できる場合があることです。
一方、一回の脱毛効果は薄く、長期間に渡って脱毛サロンに通わなくてはいけないことや、永久脱毛はできないことがデメリットです。
全身脱毛など広い範囲の脱毛を行う場合、回数を追加するうちに、費用が比較的料金が高いとされる医療脱毛と変わらなくなるか、もしくはより高額になるケースもあるため、本格的に脱毛をしたい人には向きません。
また、光脱毛は家庭用脱毛器にも採用されています。
光脱毛はそもそも医療脱毛と比べ、照射パワーが弱く設定されていますが、家庭用脱毛器はより弱いパワーでしか照射できないようになっているので、脱毛完了には時間が必要です。
また、背中など自分で照射できない範囲は、やはり脱毛サロンなどで人の手によって脱毛を行う必要があるので、基本的にはサロン向きの脱毛方法だと言えます。
自己処理での脱毛に比べ、簡単かつ効果的に体毛の処理ができる光脱毛ですが、永久脱毛はできず、あくまで減毛・抑毛に留まります。
永久脱毛をしたい場合は、やはり次で説明する医療レーザー脱毛がおすすめです。
- サロンに行けば寝ているだけで脱毛完了!
- 脱毛箇所によっては安価にできる場合アリ!
- 脱毛完了まで時間がかかる
- 永久脱毛はできない…
【医療脱毛(レーザー脱毛)】早い&確実に永久脱毛!
医療脱毛は別名レーザー脱毛と呼ばれる、クリニックのみで行える医療行為としての脱毛方法です。
医療レーザーは、主に三種類にわけられます。
アレキサンドライトレーザー | ||
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アレキサンドライトレーザーは、日本の医療クリニックで一番初めに導入された、厚生労働省が唯一認可するレーザー式脱毛器です。
照射と同時に冷却ガスを噴射することで痛みを抑えられ、早い施術が可能です。 |
【導入クリニック】 レジーナクリニック 湘南美容クリニック アリシアクリニック など |
ダイオードレーザー | ||
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打ち漏れが少なく、日焼けした肌にも照射が可能かつ、産毛にも効果が高いという、対応範囲の広いレーザーがダイオードレーザーです。
ダイオードレーザーのなかでも、光脱毛のSHR式のような蓄熱式と、HR式と呼ばれるショット式に分かれ、蓄熱式は産毛や日焼け肌の毛にも効果的で、ショット式は広範囲への照射が可能です。 |
【導入クリニック】 レジーナクリニック(蓄熱式) 聖心美容クリニック(蓄熱式) 城本クリニック(ショット式) など |
ヤグレーザー | ||
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太い毛への効果が高く、VIOや男性の髭、また元々剛毛な方におすすめなのがヤグレーザーです。
また、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを組み合わせたハイブリット型も存在しており、どのレーザー脱毛器を選べばいいのか迷った方におすすめです。 |
【導入クリニック】 リゼクリニック フェミークリニック 中央クリニック(ハイブリット型) など |
レジーナクリニックのように、毛の太く濃い脱毛初期は「アレキサンドライトレーザー」、毛が細くなってきた脱毛後期は「ダイオードレーザー」、といったように脱毛機械を分けているクリニックもあります。
どの医療レーザーもそれぞれ特徴がありますから、クリニックのカウンセリングを通じて、自分の肌にはどの機器(レーザー)が合っているのかを確認してみてください。
このように、種類のある医療レーザーですが、いずれのレーザーも医師か看護師などの有資格者しか扱えませんので、自己処理は使用できません。
もちろん、その分効果は非常に大きく、少ない回数で脱毛完了が目指せる他、永久脱毛が可能なものが医療脱毛です。
従って、サロンに通う以上に、早くて確実な医療脱毛が最もおすすめです。
脱毛の方法としては、効果・持続性の高さ、安全性などから最もおすすめです。
永久脱毛を行うことで、毎日の自己処理から解放され、より楽に“つるすべ美肌”を手にできます。
- 確実&早く脱毛ができる!
- 永久脱毛が可能!
- 施術者は有資格者だから安心
- 比較的、脱毛中の痛みが強い可能性がある
【まとめ】断トツおすすめは医療脱毛!でも自己処理も必要
ここまで、主な脱毛方法をご紹介してきましたが、そのなかでも断トツでおすすめなのは、やはり「医療レーザー脱毛」です。
自己処理と違い、終わりのある脱毛ができますし、施術者も医師か看護師なので、肌トラブルへの対応は万全です。
ですが、医療脱毛を受けるにも、自己処理は必要です。
多くのクリニック、サロンが、施術当日もしくは前日の自己処理をお願いしています。
脱毛が完了するまでは、いずれにしても自己処理を怠るわけにはいきません。
クリニックでの脱毛中の自己処理としてもおすすめなのは、電気シェーバーです。
ご紹介したなかでも、簡単かつ、最も肌トラブルの可能性が少ないので、脱毛当日のお手入れでも安心です。
カミソリなど肌負担の大きい自己処理方法を、脱毛前日もしくは当日に行ってしまうと、施術時に肌に赤みが出てしまい、レーザーの照射ができない可能性があります。
また、ブラジリアンワックスやピンセットなど、毛根から抜ききってしまう方法は、脱毛中はNGとされています。
なぜなら、多くのレーザー機器などが、メラニン(毛の黒い色)に反応し、毛根やバルジ領域にダメージを与えて脱毛を行っているからです。
メラニンを通じて脱毛を行っている以上、肌の表面化に毛が残っている状態でないと、脱毛効果が薄れてしまいます。
脱毛中でなかったとしても、ブラジリアンワックスなどの毛を抜き去る方法は肌に負担をかけやすい脱毛方法だと言えます。
総じて、肌トラブルの心配が少なく、脱毛中でもおすすめされる電気シェーバーでの自己処理がおすすめです。
ぜひこの記事を活かし、自己処理方法を選んでみてくださいね。